会長の死後、遺言が発見されました。
会長の死後、遺言が発見されました。会長は往年認知症を患っておりました。遺言の日付はすでに認知症症状が出始めている時期のものであり、遺言能力が無い状態でかかれたものだと思います。
医学的に遺言能力の有無を判断できないでしょうか?
【回答】
遺言能力鑑定書を作成しました。提示いただいた医療情報を拝見しますと、異常行動などの臨床症状、認知症試験のスコア、MRIでの脳萎縮具合、脳血流シンチの血流低下など複数の所見が確認できました。
総合的に判断し、遺言作成時には認知症はかなり進行した状態にあり、遺言能力は無い、と判断します。